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メディアを通じたPRを強化するには準備が必要

更新日2023.07.05
2023/07/05
    メディアを通じたPRを強化するには準備が必要

    著者

    岡田直子

    先日、とある関西人の社長と話をしていたら、当社の経営へのアドバイスをしてくださいました。

    私:「経営者の皆さんに広報の効果を理解してもらうのって未だに難しいんですよね。」

    社長:「俺もようわからへん。ちなみに、ネットワークコミュニケーションズには企業からどんな問い合わせがくるん?」

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    私:「広報機能を拡充させたいという要望が多いですかね・・・」

    社長:「広報機能の拡充ってなんなん?」

    私:「いろいろありますよね。対外的に知られてないから知名度を上げたいとか、採用で良い人を採用したいとか、社内にもっと会社の良さを知って欲しいとか・・・規模やフェーズ、業種によっても様々です。」

    社長:「一番共通してることって何?」

    私:「やっぱり皆さんメディアを通じた情報発信を増やしたいっていう要望が一番多いですね。

    社長:「それや。それやで。みんなメディアに出たいんやで。」

    私:「でもね、社長、メディアに出るにも準備がいるんですよ。まずその会社が何をやっているのか情報がわかりやすくまとめられているか?経営のフィロソフィーがしっかりしているか?そもそも世の中に価値のあるサービスを提供できているか?などなど・・・」

    社長:「なるほどな。確かにそうや。そもそもその準備なしにメディアに出ても苦労するでってことやな。続かへんしな。それは簡単に想像できる。でもな、それでもみんなメディアに出たいんやんな。ならそのためにその企業が何したら診断してあげたらええんちゃうか?」

    これまで14年間ほどこの会社で様々な企業様の広報のお手伝いをしてきましたが、何度もこの手の話はぐるぐると頭の中を廻ります。しかしながら今回、この社長の問いかけが私にちょっと忘れていた感覚を思い出させてくださいました。そうそう、メディアに出たいんですよね。特に経済系メディアは外せないんですよね・・・。と。

    この社長は「診断」という言葉で表現してくださいましたが、実際私たちが企業にご提案する際には必然的に競合を含む報道調査をしながらどのような報道ニーズに当てはまるのか社会の流れを鑑みながら、まずは「診断」をしているんだなと実感したからです。おこがましい感じがするから「診断」とは表現しませんがやっていることは「診断」に近いなと改めて思ったのです。

    企業様から広報のニーズをヒアリングをさせていただくと、皆様ご自身のサービスへの思い入れがある会社、社員の皆様の志が良い会社、サービスそのものに社会的意義が高い会社など様々です。本当にいろんな会社があるんだなと勉強させていただくと同時に、私たちはまず最初に、それぞれの会社がご自身たちの経営理念、パーパス、ビジョン、ミッション、バリューをどのように設定していらっしゃるのかを必ず聞くようにしています。

    それは、どんなに素晴らしいサービスを展開している会社でも、会社がやっていることや思いを言語化し表現できなければ伝えたい人たちに伝えるのが難しいからです。私たちは、企業(広報も含む)とメディアの翻訳者の側面があると思います。

    ですから、メディアを通じて情報発信するには、メディアそのものにダイレクトにつながればなんとかなるという考えを捨てて、まずはその会社がやっていることをわかりやすく表現することが重要であり第一歩なのだということを、私たちは伝えていかねばなりません。そして同時に行う作業は、これらやっていることが社会課題の解決につながっているか?社会との繋がりは何か?社会と何が交わっているか?を考えてタイムリーに情報発信することが大事だということもお伝えしていかなければならないと感じております。

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    「自社がなぜメディアを通じた情報発信につながりづらいのか?」ということに課題をお持ちの企業様は、まずは自分たちの情報をうまく言語化して表現できているかを今一度確認されると良いかもしれません。メディアと企業をつなぐ翻訳者の役割も持つ私たちは「メディアに向けたPRを強化するためには準備が必要なのだ」ということを改めて提示していく必要があると感じたエピソードでした。

    もし、ヒントを探るお手伝いが必要であれば当社へぜひお問い合わせください。
    info@nwcom.jp

    この記事の著者

    株式会社ネットワークコミュニケーションズ

    岡田直子

    代表取締役

      経歴

    • 新卒で入社した外資系システム会社の営業時代に起業を志す。ソフトウェア開発のベンチャー企業に転職し、同時に立教大学大学院でMBA取得。その後、株式会社ECナビ(現:Voyage Group)で広報機能を立ち上げ、経営本部長や広報室長を経て2009年に退社。同年、当社設立。趣味はシュートボクシング、琴と三味線(沢井箏曲院にて若岡史子に師事し、講師取得)。

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